茨城、宮城 ソロツーリング(その4)-3日目朝。生まれて来てよかった。2012年11月20日 00:14

大浴場で2日間の疲れを癒し、ふかふかのベッドで熟睡した後、目覚めた朝は気分爽快でした!
2晩ともキャンプの予定だったので、若干後ろめたくはありましたが・・・。
朝食も、ルート・インではお決まりの無料朝食バイキング!たらふく食べて、「おいおい、美味しい海鮮丼が食べられなくなっちゃうぞっ」って、感じでした。
やっぱり、全国展開しているホテルチェーンって、勝手知ったるって感じで、とても安心です。何か、すごく幸せな気持ちで、チェックアウトしました!ありがとう、ルート・イン!

今日の行先は、まずは石ノ森萬画館。地図は無いけど、石巻駅方面へ走っていると、ヒーロー達の等身大フィギュアが導いてくれるはずとバイクを走らせていると、ちょっとジャンル違いのあのおじさんが。

う~ん。石巻おそるべし。
それから間もなくして、石巻駅に到着。バイクを駐車場に停めていると、なんと嘉門達夫さんの「アホが見るブタのケツ」が聞こえてきました。それも生唄。え~っと思って見回すと、どうも今日は駅前で復興イベントをやるらしく、ご本人が音合わせのリハーサルをやっていたのでした。慌てて写真を撮りましたが、すぐ帰っちゃいました。しかし、本番は16時からなのに、こんなに早朝から真面目にリハーサルするなんて、そもそも、復興イベントに参加しているなんて、嘉門さんのこと、とても見直しました。復興支援のチャリティーCDも出しているようで、僕も1枚買って帰りました。

ところで、同じイベントに泉谷しげるさんも参加するようですが、泉谷さんには会えませんでした。泉谷さんは、どう見ても真面目にリハーサルするようには見えませんよね。でも、泉谷さんのことも見直しました。春夏秋冬、ぜひ聞きたかった。復興にぴったりの曲だと思います。

イベントでは、「子どもたちの心の音」と題して、被災した子供たちの書道の展示がしてました。


これを主催したのは、書道家の矢野きよ美さん。矢野さんのメッセージも展示されていたので、掲載させていただきます。矢野さんは、被災地の小学校をまわったりされていて、今回のような展示会もいろんなところで開催されているとのことで、とても素晴らしい方だなと感動しました。矢野さんの活動は、「無敵プロジェクト」というそうで、HPもあるので、関心のある方は、ぜひ見てみてください。

僕がとても心を打たれたのは、「生まれて来てよかった」と書いた、男の子の書。
あんなにつらい目をして、それでも生まれて来てよかったと言える強さに、涙が止まりませんでした。
この先、子供たちには、まだまだ困難が待ち構えているかもしれない。それでも、やっぱり生まれて来てよかったと思える社会に、世界に、大人の自分たちがして行かなきゃいけないと思いました。
何十年か経ったとき、日本が今よりももっといい国になっていて、いつから変わったのかと考えたときに、あの震災が契機になっていればと、心から思います。

いやいや、思うだけじゃダメ。
ぜ~んぜんダメ。頑張れ、俺っ!

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